Rb2Exe
rb2exe
rb2exeは、Yuyaさんが開発されているExerbのフロントエンドです。
ASR-1.8.x系にはあらかじめ含まれています。またインストールするとスタートメニューへ登録されます。
環境
rb2exeは、ruby.exeとexerb.batおよびmkexy.batが同一ディレクトリにインストールされていることを前提とします。
また、ActiveScriptRubyがインストールされている必要もあります。
ただし、HTAの実行が禁止されている場合、実行できません。
利用方法
インストール
rb2exe.zipを適当なディレクトリにダウンロードするなり、直接展開するなりして、格納されているrb2exe.htaを取り出します。
rb2exe.htaの配置ディレクトリはどこでもかまいません。
起動
エクスプローラからのダブルクリックなどで起動します。
rb2exe操作方法
mkexyモード(レシピファイル生成)
コマンドで「mkexy」を選択するとmkexyモードとなります。
- スクリプトファイル
- レシピファイルを生成するスクリプトファイル(拡張子rb)を指定します。
- コマンド
- mkexyかexerbを選択します。他のスクリプトをrequireしている場合はmkexyを指定してください。
- 文字コード
- 通常はsjisかutf8を選択することになるでしょう。
- スクリプト実行パラメータ
- mkexyは一度指定されたスクリプトファイルを実行します。このとき、スクリプトの実行に必要となるパラメータを入力します。
- 実行
- クリックで処理を開始します。
- リセット
- 入力した内容をリセットします。
レシピファイルの生成に成功すると、スクリプトの実行結果(出力内容)と、生成されたレシピファイルを表示します。
続けて、生成されたレシピファイルを指定してExerbを実行する場合には「Exerb」ボタンをクリックしてください。生成に成功すると次項のexerbモードの実行完了表示が行われます。
Exerbを実行しない場合には、メッセージをクリックしてください。元の画面に戻ります。
exerbモード(実行ファイル生成)
コマンドで「exerb」を選択するとexerbモードとなります。
- スクリプトファイル
- 実行ファイルを生成するレシピファイル(拡張子exy)またはスクリプトファイル(拡張子rb)を指定します。
- コマンド
- mkexyかexerbを選択します。他のスクリプトをrequireしている場合はmkexyを指定して最初にレシピファイルを作成してください。
- 文字コード
- 通常はsjisかutf8を選択することになるでしょう。
- コア
- 実行ファイルの生成に使用されるスタブコードです(後述)。
- 実行
- クリックで処理を開始します。
- リセット
- 入力した内容をリセットします。
作成が完了すると、完了画面が表示されます。
オペレーション画面に戻るにはメッセージ表示をクリックしてください。
エラー表示
exerbまたはmkexyの実行時にエラーとなると、エラー理由が表示されます。
オペレーション画面に戻るにはエラー表示部をクリックしてください。
コアの種類
コアには以下の4種類があります。
- cui
- 単独で実行可能なコンソールアプリケーションを生成します。
- gui
- 単独で実行可能な非コンソールアプリケーションを生成します。標準入出力が使えないため、例外発生時のエラーメッセージはダイアログボックスで表示されます。
- cuirt
- 実行時にランタイムライブラリ(exerb40.dll)を利用するコンソールアプリケーションを生成します。
- guirt
- 実行時にランタイムライブラリ(exerb40.dll)を利用する非コンソールアプリケーションを生成します。標準入出力が使えないため、例外発生時のエラーメッセージはダイアログボックスで表示されます。
Exerbのランタイムライブラリは、ASRパッケージの場合、rubyインストールディレクトリ\share\exerb に格納されています。
複数の実行ファイルを作成する場合は、ランタイムライブラリ版を生成すると、配布に必要なファイルサイズを抑制することができます。
ソース
rb2exeはHTAなので、直接参照することが可能です。
好みに応じて適当に変更してください(ライセンスはFair Licenseだけどライセンス表示もしてないので自由にどうぞ)。
- ソースを参照する(rb2exe.hta)。
Keyword(s):
References: