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日々の破片

著作一覧

2003-06-08

_ ミス・オイスター・ブラウンの犯罪

妻に勧められて読んで見る。細部がちゃんと意味を持っていてうまいなと感じた。トリガーってのは、やっぱりトリガーとなるからトリガーなんだろう。ウィンゲートはWin Gateかな? Windows-Gatesとか、無意味に考えてみたりして。

堆肥が熱を持つというのは、笹神村の共同堆肥場で見せてもらった。匂いや質感は覚えているのだが、湯気がたっているのは正しい記憶か、トリガーの伯父の話によって混入した偽りの記憶なのかは曖昧。

実際に読んだのは、ラブゼイの作品集ではなく、子供(ヤングアダルト程度がターゲットかな)向けアンソロジーで赤木かん子の集めたやつ。なんてことを書いているのは、同じ巻に収録されているダールから引用するための布石だ。

「この人生の秘密は」と彼はいった。「だれにでもできねえことに、腕をみがき秀でるということでさあ」 −−その通りだ。

しかし、読み返すと変な日本語だな。原文にあたらずに別の訳を考えて見る。

「人生ってやつにだよ」と彼はいった。「ほんとに大切なもんがあるってしたら、そいつはきっと、いっしょけんめに、てめえにしかできねえことに腕をみがくってことよ。まあ、わかってるやつにはわかってることさ」なげえな。

_ 自由

もしも自由が好きならば、指図されるのも指図するものイヤだろう。そういう心のありようを指してガキと呼ぶのは簡単だし、しかもそう呼ぶことは言葉本来の意味として正しいが、そのような割り切れない心の中のワダカマリを持てなければ何かに没頭することもないだろう。

_ 夜の音楽

にしても、このテーマはいいなぁ。フォルマリスムとかリシツキとかのテーマを作ってみようかなとか思わないでもないが、このテーマが気に入ったので、当分はこのままだろう。

_ シンクロニシティ

なんて気のきいたものではないが、競馬(または競馬場)に関する小説を読んだ次の日に、場外馬券売場の群集の中を通り過ぎる。


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