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日々の破片

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2003-10-08

_ 断層

確かに買ったはずの鉄人の3巻がどこにもない。

_ 金がかかる消去法

起動中にリセットがかかり、再起動し、……を5分くらい繰り返すと、その後は元気に動くマシンがある。

WindowsXPが変なアップデートしたのかな? と思うが、それは違うようだ。なぜなら、時間がたつと上がるんだから。一瞬、どこかにMSブラスターの亜種でもいるのか、と思ったが、それはさすがに無い。

というわけで、ハードディスクを疑う。安定して回転するまで時間がかかるのかな? とか。落ち着いて考えると結構無理がある推測なような気もしてきたが。

でも、そんなことには気付かず、えらく久しぶりに末広町とか行って、いろいろ見てみると、今じゃ10Gで1000円か! つい訳もなく200Gのとか買ってしまうが、妻子マシンなんでそれとは別に80Gのを買う。これだけあれば、名探偵コナンスペシャルだって余裕で録画できるだろう。

で、いろいろ考えるに、1からインストールしてくのは面倒過ぎるという結論に達して、金で解決することにして、ベクターで5000円くらいのバックアップ/リストアツールを購入。吸い上げて、ブータブルCD作って、HDを外して、付け替えて…… やっぱリセットかかるじゃん。

ちょっと悲しくなる。

で、気を取り直して、推測する。リセットがかかるということは、CPUが瞬間的に逝ったと考えるのはどうだろうか?

で、BIOSの設定画面を眺めているうちに、ヘルスチェック画面でV-COREが1.6Vなのに気付く。設定では1.7Vにしてる(P-IIIなんで)から、いささか低い。

他のマシンは問題ないから、供給されている電気の問題ではないだろう。

おおそうか、電源か。そういや、安物ケースに付属のやつだからだな。

と納得して、末広町へ。

電源は8000円から30000円くらいまで、いろいろあるが、安物でいいや。と8000円くらいのを買うが、そもそも安物といったって、電源付きのケースが購入できる金額なんだから、そこそこの品質はあるだろうと楽観的に予測。

で、付け替えるために、ケースを祠から取り出して、ばらして、……換装完了。

……リセットされるんですが。っていうか、やっぱり1.6Vなんだけど。

というわけで、現在は、マザーボードを疑っている。確かに山ほどコンデンサーを積んでるし。

でも、こういう症状見たこたないんだけど、とか考えているうちに、自分が使ってるのは基本的にTyanなのに、60度を越えるとこけるAthlon用と、妻子マシンは、MSIだという差に気付く。Tyanのやつはどれも5年以上使ってるが、MSIは2年程度なんだが。そーか、やっぱりブランドカラーってのはあるんだな、MSIは流行りものに飛びついては6ヶ月で捨てる人用なんですな、とか勝手に決め付けて、よっしゃ、やっぱりTyanを買おうと心に誓う。

しかし、2度あることは3度あるから、今度は電源に引き続き、予備のマザーボードが手元に入るという嫌な予感。

その場合は、メモリーだな(って、Vコアの読み取りが低いのと関係ないけど)。

で、次は、そーか、CPUですな。で、ケースですな。と来れば、また1台マシンができてしまう勘定だ。

だったら、いっそのこと、そろそろP4買えよ、とか。でもHALが変わると再インストールだし。

というか、書き出してみたら、残る怪しいのは、マザーボードとCPUだなぁ。って言うか、全然HDは怪しくなかったじゃん。

_ やっぱりわからんなぁ

中学は区立だから文部省教育のサブセットのはずだし(もっとも高校はまあ自由放任の個人的には馴染みやすいとこだったからちょっと例外かも知れないけど)、やっぱり僕の受けた国語教育と、今20〜30くらいの人の受けた国語教育って違うんじゃないかという気がする。

今でも印象に残ってる授業の1つは、大宅壮一が新聞からコメントを求められると、「で、お前さんは、どんな意見が欲しいんだ?」とまず訊いて、その意図に沿ったコメントをささっとまとめていたという逸話から、同じことを別の角度からもっともらしく記述する技術だったけど(これは高校のほうだな)、少なくてもそこから

1.コメントというのは、記事の流れの中に添わせるものだ

したがって、通低する主張を読解する技術が必要。あえて逆の見方を提示することで補強する技術も必要に応じて採用されることがある

2.人間たるもの、どんな方向からでもものを語れるべきだ

したがって、複数の視点を常に意識する技術が必要

3.ある人間が何かを言ったからといって、それはその人の本心とは関係ない

したがって、本心を見抜く技術が必要

で、まあ、3は普通はできないし、おそらく、技術的にはある程度までは可能かも知れないけど、2を有効に活用するためには、あまり突っ込むべきではない領域。

というように、技術論として習ったんだけど、どうなんだろうか? まあ、考えて見れば、その間、数学Bはさぼってたわけだから、逆な人もいるってことはあり得るだろうな。

ちなみに、教科書は考える技術・書く技術。著者はその頃、週間プレイボーイで与太を飛ばしてた良くわからない英語屋さん(?)。教師は旗坊と仇名されてたけど、まあ感謝してる。それにしてもamazonプラグインか……

_ 真実を原理的に知り得ない「藪の中」で生きる技術

いい言葉だ。

だけど、ちょっと違和感を覚えるのも事実。

なぜなら「事実」は1つしかなく、知りえる。しかし、その定義上、「真実」は複数あり、知りえない。というのは異なる視点を持って複数の人間が生きるこの社会の自明の前提では?

でも、欺瞞がエンターテインメントであるこの世界にどっぷり浸かって楽しんでいるうちに、つい、その前提を見失うことがあるかも知れない。そんなとき、上の言葉をそっと呟く。いい感じだ。

_ ところでさ

なぜか週間週刊ダイヤモンドに、Windows Server 2003とか、Office 2003とかのでっかな広告出てなかった?


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